11月26日と27日の両日にわたり「第2回 BWR運転訓練セミナー」を開催しました。訓練生ご派遣元電力会社の管理者クラス約30名にご出席いただき、盛況のうちに終了しました
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今回のセミナーは、お客様に満足いただける訓練を目指して『人』に根ざした訓練・新しい試みについて、BTCの活動報告、講師のご講演、パネルディスカッション、設備ご案内(デモ)の4セッションで構成しました。
BTCの活動報告では、訓練における『人』に根ざした部分の強化にかかわる全般的な活動状況と、その主な成果であるチーム訓練の成績評価、ソフトスキル訓練の開発状況、地震時のプラント診断訓練、基本動作の教育技法について報告しました。二つ目のセッションでは、ヒューマンファクターの研究を長年行なってこられた電力中央研究所上席研究員の佐相邦英様に『個人の集まりをチームにするために
-チームワーク評価と向上への試み- 』と題して、チームの意味合いに始まり、良いチームとは何か、その評価をどのようにして行なうのか、チームワークを高める訓練の方向性等を、解りやすくご講演していただきました。
パネルディスカッションでは、佐相様に加えて、学識経験者として東北大学准教授
高橋信先生、宮城学院女子大学准教授 大橋智樹先生、発電所の運転を管理する立場の方として東京電力福島第一原子力発電所運転管理担当 小林三郎様にも加わっていただき、『人』に根ざした訓練のありかたを、会場の皆様のご意見もいただきながら、考えてみました。ヒューマンエラーの撲滅、緊急時のチームワークの強化、日常のチーム運営などについて活発な意見交換が行われました。
最後に、地震時プラント診断訓練の模様を見ていただきました。
今回、先生方からご教示いただいた内容や会場の皆様からいただいた様々なご意見は、今後の弊社業務の改善に役立ててまいります。
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